シンガポールで吹奏楽を教えながら、わしも考えた!

月曜日, 7月 25, 2011

チャリティーコンサート そして シンガポール日本人小学校クレメンティ校


ずーーーっと放りっぱなしにしてあったこのブログ。。。 残っててびっくり。

その間とってもいろんなことがありました。
世間的には、やはり3月11日の東北の地震と津波には今までの常識では絶対に起こらないようなショックを覚えました。新嘉坡人の知り合いや同僚、生徒たちから実家のほうは大丈夫でしたか?と聞かれるたびに、奈良という所で、かなり東北からは遠い場所にあるので大丈夫でしたと答えるたびに、申し訳ないような感情がわきあがったことを覚えています。申し訳なく思ったのはどうしてか?わかりませんが、何か被災者の方々のために何かできるのでは?とは思いながらも何もできないでいる自分に対して思ったのかもしれません。
そんなころに、A氏とO氏から、募金のためのチャリティーコンサートを開催したいからその指揮をお願いしたいとの依頼がありました。
迷う必要なし、その場で快諾させていただき、自分の中では指揮だけではなく、企画の段階から運営までなんでもさせていただこうと考えていました。
その後皆さんのご協力、特に勤め先のラッフルズ学院の校長は快く吹奏楽部の練習場と打楽器の無料での使用を許可してくださり、本当に助かりました。生徒たちも演奏には参加できなかったけれども、ボランティアとして、楽器の運搬、小学生と一緒の合唱など、一生懸命にやってくれました。
で、肝心の演奏のほうは、皆さんさすがプロの集まりで、練習時間開始のの2時間も前に来て練習したり、自分でさらってきたのか、初めての練習の前にはすでに楽譜に書き込みのある人などなど。
本番でも気合の入ったいい演奏で、このバンドが続けられたらなあと、しみじみ感じていました。
このコンサートでは、日本人小学校の子供たちに、「ビリーブ」という日本の音楽の教科書にも載っている曲を歌ってもらったのですが、バンドの音だけでは絶対に伝えることのできない感動を与えてくれました。冷静にならなくては!と自重しながら指揮をしていたのですが、アンコールで2回目に歌ってもらったときには、流れ落ちる涙を止められませんでした。ありがとう「シンガポール日本人小学校クレメンティ校」の子供たち!!
子供たちとの合唱の練習は、学校のお昼休みに半時間弱といったところなので、うまく歌うことよりも、とにかく大きな声で元気よく、大きな口をあけてはっきりとメッセージを伝えて、みんなの心をお客さんに、そして日本の被災者の心に届くように歌いましょう!これだけを伝えて練習しました。

みなさん 本当にありがとうございました
あの夜、舞台の上で一番幸せだったのは絶対に私自身でした
120人もの子供たちの一生懸命に歌う、その笑顔を一番近くで見ることができたのですから

木曜日, 2月 24, 2011

がんばろう!!!

この前、書いたのが7月ですか。。。
まあええか。

で、ことしもコンクールの季節がやって参りました。
基本的に、コンクールが嫌いではない私、というか どちらかと言うと好きですね。
一生懸命に一緒にがんばるって言う作業は、楽しいもんです。
しかもその演奏を専門家に審査していただけるのですから。

男子中学校は「飛鳥」なつかしい 曲ですね。技術の無いバンドですので、簡単な曲の中から苦労して選びました。
女子中学校は「サグラダファミリアの鐘」八木澤氏ご推薦の曲です。今日の録音を聞いて・・・音が合っていないことに気がついていない生徒が多いことにびっくりです、また明日からしっかり練習しましょう。
高校はいまだに決定していませんが、ひとつは「科戸のじゃくそう」(すごいですねえまったく変換できませんでした)
もしくは、「A weekend in NewYork]にするか考え中です。

あ、そうそう、今年も1年生が入ってきました。毎年思うことですが、この子たちが卒業してもやっぱり音楽を続けて演奏したいと思ってくれるように、音楽好きの子供たちになるように指導させていただくことが、私の使命だと、心が引き締まります。

がんばろう!!!

日曜日, 8月 08, 2010

いろいろ考えたこと・・・

私ももちろん、そんなにアホではないので、毎日いろんなことを感じて、いろんなことを考えながら仕事やいろんなことをやっております。それが当たり前のようにずーっと、続くかと思えばそうは行かないものです。

まず、19歳のときに運転免許を取得してから約30年間無事故だったのに、ついにぶつかってしまうし、その後はぶつけられてしまうしと・・・やっぱり、集中力が落ちているとろくなことがありません。
皆さん、運転する人もしない人も、交通事故にあわないためにも、ボーっとしたり、おしゃべりに夢中になってしまわないよう、気をつけましょう!

次に、NBC(これはRGSだけ)と、SIBF(こちらはRGSとRIの両方)に参加させていただき、金賞を受賞させていただきました。で、NBCについてちょっと言いたいことがありますので・・・結局はボッタクリのいんちきコンクールですねーー!参加料金を取る割には、審査員は3人だけ(名前だけ教授のローカル一人と海外からとはいえほとんどこちらにいる無名の二人・・・)そして今年からは、ピアノは使えない!優勝団体のためのコンサートもない!!本当にひどくなっていくばかり!!!こんなコンクールに出て、同じ部門に出ていたど下手な女子中学校よりも良い取れたからって、なーんにもうれしくもなく。こんな最悪な大会に出演してしまったことへの後悔だけが残りました。喜んでいる生徒たちには申し訳ないですが、あんな何の栄誉もありませんから、NBCの賞状は破っていただいて結構です。

つぎにSIBF、実は、こちらは緊張しました。コンクールでもほとんど緊張はしないのですが、今年はいつもの自分じゃないと自覚できるくらいに緊張しました。それは、もちろん新子先生が審査員として来てくださっていたからです。演奏のほうは、RGSのほうは緊張感のある、きちっとした演奏ができたと思います。合唱も弱すぎず、荒っぽくなくとても良い感じだったと思います。まあ、録音を聞いたら・・・まだまだやることは多いなとは思いますが、今の精一杯の演奏をしてくれたと思います。で、RI・・・正直言って、舞台上ではあまりの集中力のなさに、こら銀賞確定やなーーーーと思いながら指揮したのも初めての経験でした。

まあ、いろいろありましたが、今年のコンサートもコンクールも終わり、そろそろ来年の曲の選定にかかります。

金曜日, 7月 02, 2010

新しい職員室

  今学期より、新しい職員室に移動しました。
ということで、あの!へたれの親分と机を並べることに・・・・

しかも、この職員室だーれもしゃべりません。。。 この部屋って変だと思うんですが、自分の場合まだ逃げる場所があるだけましってことでしょう

というわけで、少々面倒でも、元の職員室まで行って、コーヒー飲んだりしゃべったりしてます。

教師の評価が、授業やその指導内容によるのではなくて、表面上はとんでもなくすごいことをやっているかの様に見せかけるレポートが書けるか?とかっていうのはどういったものかと思います。

木曜日, 5月 27, 2010

今年も3校ともに無事にコンサートが終了

いやー、めでたいめでたい

演奏内容、コンサートのマネージメントなど、もっと良くならないといけない面も多々ありましたが。。。。
なんとか今年もコンサートが終了ということで、一安心です。

しかし、自分でも思うのですが、すぐに叱りつけてしまう性格はどうにかならんのかなあと。
叱らないで済むならそれでいいのですが、叱らないで、ちゃんと行動させるまでの我慢ができません。
世間の先生方はどうしていらっしゃるのでしょうか?

後何年間、後何回、彼らと一緒にコンサートやコンクールの舞台に立つことができるのかはわかりませんが、いつも思うことは、
「これが最後の演奏会」
「これが最後のコンクール」
だと思うくらいに気合いを入れてやっていくこと。

理論、へりくつばっかりの親分なんかには負けてられませんよ!
どんな博士号もらったんか知らんけど、あいつの音楽の授業を見ましたけど。。。。。 屁です

コンピューターを使って作曲っていうから、どんなすごいことやってるのかと思ったら
単に音のサンプルを拾ってきて、それを並べ替えさせて作曲だと!!!
形式も何も教えずに!!! ど あ ほ 
基本も何もない生徒に、ただ単に自由にやれってか?
楽な授業ですなあ

ではでは

金曜日, 4月 16, 2010

1年生


中学生、特に1,2年生は男子よりも身体的に早く成長しているのに比例し、楽器の上達が比較的はやめであることは、日本で指導しておられる中学校の先生なら当たり前のことと思われるでしょう。
しかも、この吹奏楽部に入部してくる女子100%がピアノを習っているので、音符の読み方やちょっとした楽典もまったくの最初から教える必要はありません。
ただ、管楽器の演奏の経験者は無し・・・ということで、あたりまえですがピーピーぴー。がーがーがー。ぷぁ~~~~から初めて、2ヶ月、早い生徒は音階を2,3覚えていたりします。

私が、紅顔の美少年であった中1の4月はクラリネットのマウスピースを手鏡を見ながらピーピーだけやってました。そのころの天理中学校では、1年生の最初の1ヶ月はマウスピースのみ、楽器につないで曲を吹くことは禁止されていました。理由は聞いてなかったけど、決して楽しいものではなかったことは覚えています。先輩がいない隙にちょこっと指を動かしてみて、はじめて「メリーさんの羊」が吹けたときは嬉しかったですねえ。
で、部員数が1年生を入れても40人に満たなかったので、いきなり5月からは課題曲の「高度な技術への指標」と自由曲の「ベレロフォン」の練習に入ったのですが、1ヶ月のマッピ練習の効果があったのかどうかは分からないけど、とにかくわけが分からないので、言われたとおりのことを一生懸命繰り返して練習していました。
これが難しい曲なのか、簡単な曲なのかさえも分からなかったのです。

今年入部してきてくれた1年生諸君が、少しでも吹奏楽部で演奏することの喜び、楽しさを味わって卒業してもらえるよう、がんばって指導させていただきます。
せっかく来てくれたものたちを、喜ばせずに帰らすわけにはいきませんから!

土曜日, 4月 10, 2010

腹が立つ!

OB面して 現役の心配する振りして しょうもない噂を自分のブログでまきちらすやつ

下手くそになったと心配なんやったら、教えにこいや! 曲がりなりにも音楽の勉強したんやろうが!
音楽教育のなんたらかんたらで博士号取ろうと思ってるんやろうに!
せっかく帰ってきたんやったら、教えにこいや 顔出せや!
一回でも、教師したんやろうに!
頭でっかちで、理論ばーっかり勉強して
その実、コンサートで演奏さしたらど下手で。。。
こんな生徒を一人でも出してしまったことが悲しいです。

ほんまに。。。。 悲しいことです