シンガポールで吹奏楽を教えながら、わしも考えた!

金曜日, 4月 16, 2010

1年生


中学生、特に1,2年生は男子よりも身体的に早く成長しているのに比例し、楽器の上達が比較的はやめであることは、日本で指導しておられる中学校の先生なら当たり前のことと思われるでしょう。
しかも、この吹奏楽部に入部してくる女子100%がピアノを習っているので、音符の読み方やちょっとした楽典もまったくの最初から教える必要はありません。
ただ、管楽器の演奏の経験者は無し・・・ということで、あたりまえですがピーピーぴー。がーがーがー。ぷぁ~~~~から初めて、2ヶ月、早い生徒は音階を2,3覚えていたりします。

私が、紅顔の美少年であった中1の4月はクラリネットのマウスピースを手鏡を見ながらピーピーだけやってました。そのころの天理中学校では、1年生の最初の1ヶ月はマウスピースのみ、楽器につないで曲を吹くことは禁止されていました。理由は聞いてなかったけど、決して楽しいものではなかったことは覚えています。先輩がいない隙にちょこっと指を動かしてみて、はじめて「メリーさんの羊」が吹けたときは嬉しかったですねえ。
で、部員数が1年生を入れても40人に満たなかったので、いきなり5月からは課題曲の「高度な技術への指標」と自由曲の「ベレロフォン」の練習に入ったのですが、1ヶ月のマッピ練習の効果があったのかどうかは分からないけど、とにかくわけが分からないので、言われたとおりのことを一生懸命繰り返して練習していました。
これが難しい曲なのか、簡単な曲なのかさえも分からなかったのです。

今年入部してきてくれた1年生諸君が、少しでも吹奏楽部で演奏することの喜び、楽しさを味わって卒業してもらえるよう、がんばって指導させていただきます。
せっかく来てくれたものたちを、喜ばせずに帰らすわけにはいきませんから!

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